あいあい憲章

社会福祉法人あいあい憲章

はじめに

子どもの権利条約は、1989年世界中の子どもたちを守る大きな味方ができました。そのとき、世界中の平和を愛する大人たちが、この条約の誕生をどれほど喜んだことでしょう。日本は1994年に、この条約を批准しました。これからは、21世紀の日本を背負う大切な子どもを育てるわけで、20世紀の大人が21世紀に生きる子どもを望ましく育てるためには一人ひとりが望ましい大人として教養を高め自分を育て、また育ち合いながら子どもたちにとって1番良いことは何かということを考えながら事業実現に努めています。

  • 生きる権利防げる病気などで命を奪われないこと。病気やけがをしたら治療を受けられることなど。
  • 育つ権利教育を受け休んだり遊んだりできること。考えや信じることの自由が守られ、自分らしく育つことができること。
  • 守られる権利あらゆる種類の虐待や搾取から守られること。障害のある子どもや少数民族の子どもなどは特別に守られること。
  • 参加する権利自由に意見を表したり集まってグループを作ったり自由な活動を行ってできること。

あいあい保育園は昭和44年に誕生しました。昭和37年(1962年)に設立の計画がされました。当時、日本は石炭産業から石油産業にエネルギーの変換が行われようとしていた時代です。保育園の数と福祉員の数は少なく、灰色のようでした。子どもは女性が育てて行くことが当然の認識でした。

子どもを預けて社会参加していくことが願われていました。当時、その中で民間保育園を作る条件は全く無いに等しい実態でした。社会福祉事業として一人でも多くの子どもたちを廉しく望ましい環境の中で育てる為には何をどうしたら良いかということを東京都に提案していく中で、佐藤宗ノ子会長の努力により、小規模保育園の制度化が実現され、国の制度化も実施されました。制度化の施行年月日は昭和43年(1968年)3月1日です。あいあい保育園の許可は昭和44年7月です。この間、多くの人々の協力で歩んできました。現在、その精神は理念として強く受け継がれています。のちに子どもの権利宣言が批准されました。これから、いずれの時代にあっても福祉は不変です。あすなろ福祉会は基本的人権を何よりも尊重し、平和を愛し、何よりも命を大切にし、地域の方々とも仲良く協力し全ての人々とこの崇高な理念の基本に謙虚に努めていきます。

  • 保育目標と保育方針
  • 明るくのびのびとした子ども
  • 率直で素直な子ども
  • 自分のことは自分でしようとする子ども
  • 思いやりのある子ども

そして何よりも命の大切にし、おともだちと仲良く遊び、困難なことに出逢った時、惜しまぬ努力のできるたくましい人間に成長できるようにご家族と協力しつつ、よりよい保育をめざして保育をしていきます。